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~不思議~ 煙草の 煙までが 恋しいなんて ~想いが溢れて 涙になる~ 貴方の胸に 飛び込んで 『逢いたかった』 と言って泣き 貴方の背中に 頬付けて 『こんなに好き』 と言って泣き 貴方の腕に しがみつき 『帰りたくない』 と言って泣く ~ふたりの時間~ いっぱい笑って いっぱい泣いて いっぱい喋って いっぱい食べて いっぱい いっぱい しあわせ いっぱい ~『…大きい眼だねー^^;』~ 違うの 眼に 力入れてないと 涙が 一気に噴き出しそうなの ~ゆうべの食事~ 貴方は 私より ずっと早くに食べ終わって 私が 一生懸命ごはんつぶを口に運ぶのを 楽しそうに 嬉しそうに にこにこし乍ら観察している ( あと 2時間 ) 私の頭の隅っこに タイム・リミットが表示される 柔らかな キャベツの千切りが 不意に 喉に詰まった ~こんど 逢う時~ あなたに 逢わせたい人が いっぱい居るの 両親 親友 私が最初に働いた店の料理長 仲良しの みかん売りのおっちゃん… 私を好きで居てくれるみんなに 私の笑顔の訳を 知ってもらいたいの あなたと 一緒に歩きたい所が いっぱいあるの 生まれ育った町並み いつも通る道 お気に入りの店 一人ぶらぶら散歩した 色んな所… 私を好きで居てくれるあなたに 私の普段の顔を 見てもらいたいの ~大好きが止まらない~ 私を見る彼の笑顔を想う度 今すぐにでも 大きな胸に飛び込みたくなる 煙草を燻らす彼の横顔を思い出す度 今すぐにでも 大きな背中に抱きつきたくなる 大きな彼の事を考える度 今すぐにでも 小さなキスの雨を いっぱい いっぱい 降らせたくなる
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